点検・調査業務

 道路橋・トンネルなどの土木構造物は老朽化が進み、現在利用している橋梁の30%は建設後50年が経過しています。定期点検はこれら構造物の耐荷力・耐久力に影響するような損傷を早期に発見することにより、 現状を把握し、維持管理に必要な情報を収集する事が目的になります。また、蓄積された情報を分析し今後の補修計画を立てる指標を示すことで、社会貢献が出来るよう勤めています。

道路橋定期点検業務

  橋梁の規模により様々な方法で点検業務を行っています。近接目視を基本として点検を行い、必要に応じて触診や打音等の非破壊検査を併用し、各橋梁の損傷状況の評価、健全性の診断を行っています。

脚立、梯子等

高所作業車

橋梁点検車


 

道路付属物点検業務

  道路標識や道路照明などの弱点部を把握し、落下や倒壊など第三者被害のおそれがある事故や不具合を未然に防止する為の点検を行っています。




道路トンネル定期点検業務

  近接目視を基本として主に打音検査により点検を行い、利用者被害の可能性のあるうき・はく離や、附属物等の取付部のゆるみ等が有れば応急処置を行います。近接目視で把握できる範囲の情報では不足するときには、触診や打音検査等も含めた非破壊検査等を行い、損傷状況の評価、健全性の診断を行っています。




試験湛水計測・監視業務

 試験湛水(ダムが完成した後に行う、貯水してダムに問題がないかをチェックするための試験)において、ダム管理所に常駐し、気象・水像(ダム諸量を含む)の監視・記録・観測・計測機器の観測・計測記録ならびに堤体及び貯水池周辺の巡視を行っています。



 

道路法面熱赤外線測定業務

  赤外線カメラにより、物体から放射される熱エネルギーを検出し、その表面温度を平均的に映像化することによって物体内部の状態や性質を調査します。